グリコ の 走る人
グリコの、なんだか人が走ってるみたいなマーク。あれって、なぜ走ってる??
このシンボルマークは、
グリコ創業者の江崎利一さんが考えたそう。
利一さんは
考え事をする時、いつも同じ神社の境内を居場所にしていたとのこと (地元佐賀の神社)。
グリコのマークとキャッチフレーズをどうしようかと考えていた時、境内で遊んでいた近所の子供たちの姿が目に飛び込んできたそう。
それは、“ 駆けっこ競走をしていた子供が両手を大きく上げてゴールイン ”した瞬間だったそう。
「人間は誰でも健康でありたいと願っている。そのためには身体を鍛えなければならない。スポーツこそ健康への近道。子供の遊びも、本能が運動スポーツを求めているのではないか。“ ゴールイン” の姿はそれらの象徴ではないか。」
利一さんはさっそく原画を描き、それまで候補として既に描いていた花や鳥、象、ペンギンなどと共に、近くの小学校に持参。先生に頼んで子供たちに見てもらうと、人気投票の結果、圧倒的に「走る人」の人気が高かったそう。
他のは、どこかシンボリックなだけで、
この人型だけがなんだか血が通ってるみたいで人間くさくおもしろかったからかな。
あと、私はただ走ってる人だと思っていたのだけれど、よく見ると、前述記載の通り、大きくバンザイしていたのですね。
こうして、利一さんはシンボルマークを決め、グリコを創業。
正式にマークが誕生したのは、1921年(大正10年)とのこと。
同時にキャッチフレーズを
「一粒300メートル」としたそう。
グリコの飴菓子ひと粒で、300mくらい走れるカロリーがあったよう。
その後、グリコのシンボルマークは、7回位、少しずつデザインを微調整しているけど、基本的には皆同じ走る人マーク。
☆大阪・道頓堀で
有名なカラー版の走る人マークの現物を見たけれど、やっぱり周りの他の看板より、ひときわ目立っていた。
なお、グリコ社内では
この走る人マークを
「ゴールインマーク」と呼んでいる、とのこと。
各企業のシンボルマークの由来を調べたら、きっと奥深いのだろうな。
◎なお、「グリコ」の名称は、
栄養成分のグリコーゲンが由来みたいです。
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